ごあいさつ
- この度、第59回日本糖尿病学会九州地方会を2021年11月19日(金)・20日(土)に、那覇文化芸術劇場なはーと(那覇市)などを会場として開催させていただくこととなりました。
- 今回はテーマを「糖尿病診療の未来へ〜オールフォーワンでオンリーワンのケアを〜」とさせて頂きました。ご承知のようにヒトゲノム研究の進歩により、いわゆる個別化医療というものが現実味をおびてきております。最近は個別化医療という言葉は精密医療、プレシジョンメディスンという言葉に置き換えられておりますが、糖尿病に関しても発症リスクが3〜5倍のハイリスク群をゲノム情報のみで判別することが可能となっており、臨床応用されつつあります。いずれはゲノム情報も含めたビッグデータを用いて人工知能AIを駆使して診療が行われるようになるのではないかと思われます。そのような背景を基に、ヒトゲノム研究の先駆者であり現在AIホスピタル実現に精力的に取り組まれているがん研究会がんプレシジョン医療研究センター所長中村祐輔先生と、糖尿病学会アクションプランDREAMS実現で「1000万通りの個別化医療」をスローガンにされている順天堂大学教授の綿田裕孝先生、さらには旭川医科大学名誉教授羽田勝計先生に特別講演をお願いしております。
- 会期は台風を避けるために例年より少し遅めの11月19、20日となっておりますが、この時期の沖縄は一番快適でご訪問いただくには最良と確信しております。現在那覇市および沖縄県のご支援を頂きながら準備を進めておりますが、COVID-19感染症が終息し、無事皆様をお迎えできる事ができれば沖縄情緒を十分に満喫して頂けるようにおもてなしをさせて頂く予定でございます。ゲノム情報は無くともおひとりおひとりに合ったオンリーワンのケアが重要である事は言うまでもありません。南国沖縄の豊かな自然、文化を満喫して頂きながら、運動、栄養、看護、様々な視点、取組みを通して糖尿病診療の未来を語り合える、そのような大会にしたいと存じますので、皆様どうかふるってご参加頂きますようお願い申し上げます。